（うどん　その８）

○　「きつね　旨　うどん」（エースコック）

　赤と黒をベースとしたシンプルなデザインの蓋の中に「旨」という文字が目立っています。

　そして、カップには昆布だしの旨味がきいたスープがしみ込む旨い油揚げ。旨さがつまった、日本の定番と書いてあります。どんな味なのか楽しみですね。

　お湯を入れて３分、うどんとしては短めの３分なのですがこれで出来上がり。昆布出汁と油揚げの混ざったとても良い香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。サッパリとした昆布出汁に醤油が良い感じで混ざっていてとても美味しくいただくことができます。

　具は油揚げ、ワカメ、タマゴ、長ネギの４種類。なんといっても油揚げが絶品ですね。書いてあるとおり出汁がよく染みこんでいてメチャウマです。

　麺はノーマルタイプのうどん麺。幅広の麺は柔らかめとなっていますが、ツルツルとした舌触りでおつゆともよく絡んで美味しくいただけます。

　昆布出汁の風味と油揚げの美味しさを手軽に味わえる一品。味の濃さもちょうど良いおつゆとなっていますので、どなたでも楽しめると思います。

○　「味わい日本！　牛すきうどん」（エースコック）

　鍋料理で代表的なものといえばすき焼き。そのすき焼きをイメージして作られたのがこのカップ麺です。

　牛肉や野菜の旨みが凝縮した甘辛いすき焼き味で食べるあったかうどん。カップにこんなことが書いてありました。凝縮したすき焼きうどんを楽しみたいと思います。

　お湯を入れて５分、調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。牛肉のとても良い香りとすき焼き鍋を思い出させるような光景が目の前に現れました。

　早速、おつゆを一口いただきます。牛の出汁がしっかりと染みこんだおつゆはまさにすき焼きといった感じがして良い感じとなっております。

　具は牛肉、タマネギ、豆腐、ゴボウ、長ネギの５種類。牛肉とタマネギの味わいの良さはもちろんのこと豆腐のトロリとした食感もなかなかなものです。

　麺はノーマルタイプのうどん麺。平型で柔らかめの麺なのですが、すき焼き風のおつゆにピッタリといった感じでとても美味しいです。

　たった５分でうどんとすき焼きの美味しさを一度に楽しめる一品。最後の最後まで楽しめる牛の美味しさはまさに絶品といった感じです。

○　「どん兵衛　きつねうどん　新タイプ　液体つゆ」（日清）

　お馴染みどん兵衛シリーズのきつねうどんは粉末つゆで美味しさを表現していたのですが、液体つゆとなって新しく生まれ変わりました。

　粉末つゆの時でもしっかりと出汁の風味と味わいを楽しむことが出来たのですが、液体つゆになったらさらにパワーアップしていることでしょう。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて液体つゆを入れてよくかき混ぜ、七味をふりかけたら完成。出汁と醤油の混ざったとても良い香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。出汁の効いたおつゆは粉末と違って醤油の味がしっかりと味わえるといった感じでとても美味しいです。

　具は油揚げ、カマボコ、長ネギの３種類。目玉の大きくて分厚い油揚げはおつゆがしっかりと染みこんでとてもジューシーな味わいとなっています。

　麺はノーマルタイプのうどん麺。柔らかめなのですが、ツルツルとした舌触りでおつゆともよく絡むのでとても美味しくいただけます。

　出汁の風味がパワーアップしてうどんの美味しさを堪能できる一品。黙っていても人気があるのに常に進化する姿勢はさすがといったところです。

○　「赤いきつねうどん　３０周年記念企画　関西バージョン」（マルちゃん）

　揚げの美味しいカップうどんとしてお馴染みの赤いきつね。発売から３０周年記念として登場した赤いきつねの関西バージョンです。

　３０周年記念として小さい揚げがおまけとして付いているのですが、それよりも北海道で暮らしている者にとっては関西バージョンというのが嬉しいです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けてよくかき混ぜ、七味をかければ完成。昆布出汁と油揚げの混ざったとても食欲をそそる香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。昆布出汁の効いたすっきりとしたおつゆは醤油の加減もちょうど良くとても飲みやすいものとなっています。

　具は油揚げ、カマボコ、タマゴ、長ネギの４種類。特に目玉の油揚げは小さなお揚げも付いているというお得なもの。味の方は間違いなくメチャウマです。

　麺はノーマルタイプのうどん麺。平型で柔らかめの麺となっており、とても食べやすくなっています。また、おつゆともよく絡んで美味しくいただけます。

　昆布出汁の良さがふんだんに出ており、油揚げの美味しさが絶品と言うべき一品。昆布出汁でいただくお上品な赤いきつねもなかなか楽しめます。

○　「きつねうどん　復刻版」（マルちゃん）

　１９７５年に発売されたきつねうどんが赤いきつね発売３０周年を記念して復刻版として登場しました。

　赤いきつねが発売される前のカップうどん。当時の記憶は全くありませんが、どのようなカップうどんだったのかとても興味がありますね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けると美味しそうな和風出汁の香りとともに油揚げの美味しそうな香りも漂ってきました。食欲をそそりますね。

　早速、おつゆを一口いただきます。鰹と昆布出汁が効いたおつゆは醤油の加減もちょうど良く、油揚げの出汁も効いているのでとても美味しいです。

　具は油揚げ、タマゴ、カマボコ、麩、長ネギの５種類。特に目玉の油揚げはおつゆがよく染みこんでいてジューシーな味わいとなっています。

　麺はノーマルタイプのうどん麺。柔らかめの麺は平型となっているのでおつゆとよく絡んで美味しくいただけます。小さい子供でも安心して食べられる感じもします。

　赤いきつねの原点だと十分に納得できる一品。油揚げにカマボコ、タマゴにカマボコにおつゆ。全てが赤いきつねを思い出させる美味しさとなっています。

○　「越後きねつきもち　力うどん」（大黒）

　越後きねつきもちが入っているカップうどんが大黒さんより登場しました。

　蓋に書いてある大きくて迫力のある「力」という文字。このカップうどんを食べたら向こう２４時間寝ないで働けそうな気がしますね。

　お湯を入れて５分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鰹出汁と天かすの混ざったとても食欲をそそる香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。香り同様に鰹出汁が効いたおつゆは醤油の加減もちょうど良くとても美味しくいただけます。

　具は餅、天かす、長ネギの３種類。目玉の餅は越後杵付き餅ということで食べ応えがあり、天かすはおつゆに香ばしさを加えてくれています。

　麺はノーマルタイプのうどん麺。きしめんのように幅広の麺は思ったよりコシがあり、おつゆともよく絡むのでとても良い感じとなっています。

　本格的な餅と本格的な麺が合わさった意外性のある一品。特に麺の仕上がりの良さは予想以上のものとなっており、久々に美味しいうどんを食べたという思いです。

○　「あっさり　金ちゃん亭　天ぷらうどん」（徳島製粉）

　徳島県に所在する徳島製粉。いわばうどんの本場であるメーカーから登場した生タイプカップうどんです。

　うすくち昆布だしであっさり仕上げたという天ぷらうどん。麺も生タイプということでかなり本格的な雰囲気が漂っており食べるのが本当に楽しみです。

　お湯を入れて麺を軽くほぐした後に、かやくと粉末スープを入れて２分、蓋を開けて天ぷらを載せたら完成。昆布出汁の美味しそうな香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。あっさりとした口当たりなのですが、しっかりと昆布出汁が染みこんでいるおつゆは何とも良い感じとなっています。

　具は天ぷら、カマボコ、長ネギの３種類。目玉の天ぷらには干しエビが入っており、とても香ばしくて美味しく、昆布出汁との相性もバッチリですね。

　麺は生タイプのうどん麺。ツルツルとした舌触りでコシもしっかりとしており、まさにうどんの本場である四国の美味しさが伝わってくるといった感じです。

　たった２分で本場のうどんをしっかりと楽しめる一品。特におつゆと麺のおいしさはその辺のうどん屋よりも良いと思います。

○　「こってり　金ちゃん亭　肉うどん」（徳島製粉）

　四国ではお馴染みの金ちゃんブランド。その金ちゃんから生タイプうどんとして、こってりタイプの肉うどんが登場しました。

　姉妹品としてあっさりタイプの天ぷらうどんがありましたが、なかなかの美味しさ。こってりタイプの肉うどんもかなり楽しめるのかなと期待しています。

　一度、お湯で麺をほぐしてから再びお湯を入れて２分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。見た目はこってりというよりあっさりといった印象ですね。

　早速、おつゆを一口いただきます。魚介だしに肉のエキスが混ざっているおつゆは醤油の加減もちょうど良くとても飲みやすく美味しいものとなっています。

　具は肉、カマボコ、ワカメ、長ネギの４種類。目玉の肉は噛めば噛むほど味が出る干し肉のような味わいでなかなか美味しくなっています。

　麺は生タイプのうどん麺。太くてツルツルとした舌触りの麺はコシもまあまああってなかなか食べ応えがあります。やはり、生麺タイプは美味しいです。

　肉のエキスが染みこんだおつゆが印象的な一品。たった２分という手軽さで本格的な肉うどんが楽しるというのは嬉しい限りといったところです。

○　「どん兵衛　特盛　かき揚げうどん　ニューバージョン」（日清）

　「品質で選べば」というキーワードを全面に出してリニューアルをしているどん兵衛シリーズ。その中から特盛かき揚げうどんの登場です。

　前作は鰹出汁とかき揚げの絶妙なバランスがなかなかの美味しさだったのですが、今回もさらなる美味しさが期待できそうな予感。はたしてそのお味は。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて軽くかき混ぜておつゆを整えた後にかき揚げを載せたら完成。大きな器に大きなかき揚げが登場して食欲をそそられました。

　早速、おつゆを一口いただきます。あっさりとした口当たりのおつゆは鰹をベースとした出汁が効いており、醤油のバランスもちょうど良いのでとても美味しいです。

　具はかき揚げ、長ネギの２種類。目玉である大きなかき揚げにはエビやタマネギなどが入っていてとても香ばしい味わいとなっていますね。

　麺は平型でちぢれたうどん麺。柔らかめの麺となっており、舌でも噛み切れそうな感じがします。それでも、おつゆやかき揚げとピッタリあっているといった感じです。

　大きなかき揚げと食べ応えのある麺はとても満足のいく一品。前作と比較して細かな点は解りませんが、美味しさは一段とアップしたような気がします。

○　「きつね　うどん　関西風」（コープ）

　消費者の味方であるコープ。味や価格、そして安全性のすべてまで信頼おけるコープからきつねうどんの関西風が登場です。

　見た目はマルちゃんの赤いきつねといった感じがするのですが、それもそのはず作っている所はマルちゃんです。赤いきつねと同じ味わいを楽しみたいものです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けてよくかき混ぜ、七味唐辛子をかけたら完成。鰹と昆布出汁のとても良い香りが漂ってきて食欲をそそらされました。

　早速、おつゆを一口いただきます。香り同様に鰹と昆布出汁の効いたおつゆは醤油に頼ることなく出汁で勝負をしているといった感じが伝わってきて美味しいです。

　具は油揚げ、カマボコ、タマゴ、長ネギの４種類。特に油揚げは大きくて分厚く出汁も思いっきり染みこんでおり、とにかくメチャウマといった感じです。

　麺は平型でちぢれたカップうどんならではの標準的うどん麺。柔らかめの麺となっていますがツルツルとした舌触りに加えておつゆともよく絡むので良い感じですね。

　見た目が赤いきつねのような感じがしますが味も赤いきつねと変わらない一品。関西風として出汁を強調した味わいも赤いきつねと変わらないラインナップで嬉しいです。

（うどん その８）

（うどん　その８）